ポコポコキッチンについて
ポコポコキッチンは秋田県の五城目町という田舎の、奥地に位置する廃校を活用したシェアオフィス「BABAME BASE」の一角にオープンしました。
もともとは給食室だった場所を使わせてもらって「食べること」を通じて交流できるスペースを運営しています。
ポコポコキッチンがやってること
実は、私たちのスタートは「飲食店として」ではなく「畑やってみようよ」から始まっています。
そして「ポコポコファームで採れた野菜たちをみんなで食べられる場所があったらいいね」ということで廃校の給食室を「まかない処」として活用しはじめました。
そうしているうちに「もうちょっとオープンな場にしてみようか」ということで飲食店としての形態にたどり着いているのです。
そのポコポコファームで採れた野菜を使って、「お祭り」と「カフェ営業」を行っています。
収穫祭
ポコポコファーム
まかない処
お祭り
ポコポコキッチン
◎不定期開催
◎会員のみ
◎紹介制カフェ営業
◎ポコポコ or 日本円
カフェとしては、平日はお飲み物のみ、土日に数量限定でランチを提供させていただいております。
畑で採れたものや、ご近所にておすそ分けいただいたものなどを中心に使わせていただいて、なんてことない普通の日常食を作っています。
メニューはその日あるものや、思いつきで毎週変わります。
基本的には「今週のまかない」という形で定食が一種あるだけです。
私たちは畑を中心としたコミュニティのために存在していますので、あんまり飲食店として大きくなっていくつもりがありません。たくさんメニューがあると廃棄や食材のロスも起こりますし、人件費や仕入れもふくらんでいきます。
私たちは「今週はなぜこのメニューになったのか」という背景を知りたくなるような、そんな食事を提供していきたいのです。
「誰と、どう食べるか」
基本的にはカフェ的なスタイルではありますが、とくにメニューが決まっているわけでもなく…。そのときにある素材を使って料理をお出しすることが多いです。
なので、お客さん側からすると「今日は何が食べられるか分からない」という困ったことになるかもしれません。
それでも僕たちはご近所さんからのおすそ分けをみんなでワイワイ食べたいと思うし、畑で採れたものを収穫祭のように囲みたい。
「何を食べるか」よりも「誰と、どう食べるか」に興味があるのです。
お金を出せば食べられるものは世の中に溢れていますが、お金だけではたどり着くことができない関係性であったり瞬間的なものを共有したくて。
そのためには他のお店とはちょっと違うシステムを採用しなければなりませんでした。
カフェのくせに紹介制であったり、畑をやったり、オリジナルの通貨を流通させたり…。
たしかに少々ヘンテコなお店ではあるかもしれませんが、
今日もみんなで何かを生み出していきたいと思っています。